音楽で生計を立てている人は尊敬するし憧れています。

バンドをやれるかどうかというのはやる気次第という意見もあり、これはまさしくそうだなと思います。でも、それ以外の部分でもっといろいろできるのではないか、ということを皆さんと考えられればなと思います。

自分も、20歳ぐらいのときもバンドやってました。 バンドを続けるにはフリーターなど自由な働き方をする職業じゃないと無理かな、と思っていて。当時あこがれていたバンドはみんなそんな感じだったんですね。全国回ってスタジオ入りまくって、一握りの人だけがスターになっていくという。

当時は、「30歳までは好きなことやる、 30歳 になったらバンドやめて就職する」ということを思っていました。でも30に近づくにつれて、バンド活動をつづけたくなってきた。

そこで、働きながらやっているバンドを調べたり話聞いたりしました。海外では多いらしくて、アメリカのインディーのハードコアなバンドは働きながらバンバンやってたりとか。日本でも、そういうバンドがけっこういるみたいというのは情報でつかんだり。

20代前半ぐらいでバンド組んだときは、「やるきあんのかよ」みたいにメンバーとケンカしてました。当時は「バンドが一番じゃないといけない」という考えだったと思います。

そこで、働きながら続けることを前提としたバンドを組もうということで、26歳ぐらいのときに今やっている「oaqk 」というバンドを組みました。 そのときにルールとして決めたのが「優先順位はバンドが一番じゃなくていい」ということ。 で、「バンドを辞める」という決断を辞めることにしました。なんとか活動を続けていけるようにしよう、という感じに。

そうやっていくうちに、周りのバンドがどんどん解散。面白いバンドやとがったバンドがことごとく解散していく時期があって、すごくもったいないと思いました。

30歳まで好きなことやる、30歳になったらやめて就職する、というのははたしてカッコイイことなのかなという疑問もありましたが、仕事もばっちり音楽もばっちり、というのが面白いと思うし、区切りや覚悟をつけなくても音楽活動は続けられるのではないかと思います。

働きながら音楽をやるメリットとして、「長くできるので、より突き詰められる」「食べるために音楽性を変えなくていいので、これをやりたい、というものを自由にやれる」「稼いだお金で自分のバンドをプロデュースできる 」ということもあります。 アーティスト同士の繋がりもできてくるし、ニッチなジャンルもあるけど、世界に通用する音楽がどんどん増えていくのが自分としては楽しいなと思います。

第一歩は、まずは知ってもらうこと。 「自分でも、働きながらバンド活動ができるのかな」というのを感じてもらうのと、実際に始めたときに、何らかのアドバイスやサポートができればいいなと。あと、始めた者同士でコミュニティをつくり支えながら継続、というのがいいんじゃないかなと思っています。

音楽好きな人が音楽活動やり続けられるように、こういう機会を作り、参考になる話をできる人を呼び話してもらうことで、皆さんに貢献できればなと思っています。

プロフィール
id:workxband
ブログ投稿数
18 記事
ブログ投稿日数
15 日
読者